VS 大学生

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「はじめまして!」
「はじめまして」 (わぁさわやかな笑顔)

「たっくんといいます!22歳です!よろしくお願いします!」
「あ、こちらこそよろしくね。私は29歳です。ごめんね、こんなデブおばさんで笑」

「いえいえ、みなさん素敵な方ばかりで嬉しいです!」
「そうですか?!嬉しいな」 (ほんまにそう思ってんのかいな)

「お仕事はなにされてるんですか?」
「はい、××でOLやってます。たっくんさんは、大学生ですよね?」

「はい、今年卒業で、××に内定もらってます」
「へぇ~!すごいじゃないですか」(こいつはチェックと。)

「いえいえ。ところで、今回は初めての参加ですか?」
「はい、こんなデブ普通のパーティじゃ、相手にしてもらえないので笑 たっくんさんは?」

「はい!僕は8回目です!!」
「あ、そうなんですね!頼もしいですね」





自分で頼もしい言っておきながら、なにが頼もしいか分からない。




この人常連さんだ。




それだけは分かった。




そう、まるで、馴染みの居酒屋で、おやっさんに、「いつもの」と頼むような感じで私を見定めているのではあるまいか。







71s[1]





へい、らっしゃい。
いつものデブあるよ。











「なかなかカップルになれないんですよね。なぜでしょう笑」



これはヤバいでぇ!!

こいつはどこかに致命的な欠陥があるでぇ!!



しかし、わからない。わたしにゃあ、わからない。



悔しい。20秒前の自分が悔しい。男を見る能力が著しく衰えている!

くっそー落ち着け!




相手をよくみろ!





外見じゃない。奥底の本心を見抜くのだ。







kinme[1]

















じーーー。



じーーーっと見た。

相手の心の奥まで見た。

けど、わからない。





ごめんなさい!!
もういやーー!!







私は、
「たっくん  ×バツ」

とメモをとった。