VS オサレさん
「はじめまして、オレ、シンゴっていいます! りんごさん、めっちゃオシャレっすね! その服めっちゃいい感じっすよ! てか、体重が♥♥♥ってなんすか?笑 ここに来てる人たいてい70キロオーバーっしょ!りんごさんめっちゃおもろいっすね!
「・・・ ははは、いやー体重は永遠の40キロです。テヘ(^^ゞ」(なにがおもろいねん)
「40キロてそんなわけないっしょ!笑 俺、めっちゃ太ってる人好きなんすよ!」
「あ、そうなんですね~どういうところが好きなんですか?」(直球な人やな)
「いやーやっぱ、気持ちいいっしょ!」
「気持ちいい?」
「二の腕とか、お腹とか、めっちゃつまみたくなるんすよ!」
「へ~」(なるほど。そういうニーズがあるのか)
「でも、やっぱ、巨乳最高じゃないっすか?」
「あ、あ~確かにみなさん、大きくていっらっしゃいますもんね。」(おのれ、ワシの貧乳見て言いやがったな)
「そうなんすよ!だから、めっちゃテンションあがりますわ!」
「そうですね。いい人見つかるといいですね」
「ちょっと狙ってる人いるんで、応援してくださいね!んじゃ!」
「あ、はーい!では、ありがとうございました!」
・・・
・・・
・・・
・・・
まだ、時間は2分以上余っている。
オサレさんは、スマホを熱心に見ている。
私も、特にメール等届いていないが、スマホを見るフリをする。
そして、普段絶対に見ないような、日本全土の天気図など眺めることにする。
梅雨前線停滞中。
私の三段腹に。
そして、「シンゴ ×」とメモをとった。